プログラミング教育がはじまるにあたり、子供たちが学習できる環境を整えることは必要不可欠です。しかし、地方交付税により財源は保証していますが、最終的にどの事業に使うかは、各自治体の裁量に任されています。環境整備は、プログラミング教育を推進するうえで、課題の一つです。引っ越しの予定などがある場合には、転入先の整備状況を把握しておくことも大事になります。ただし、アンプラグドコンピュータサイエンスといって、コンピューターを使わずに、紙や鉛筆などでコンピューター科学を学ぶ方法もあります。プログラミング教育は、コードを描くことが目的であると勘違いされがちですが、小学生の段階では、思考法を学ぶことが目的になっているので、プログラミングよりもプログラミング的思考が求められているわけです。そのため、最初の段階では、コンピューターなしの授業でも構いませんが、やはりプログラミングを体験することで、初めてプログラミングやコンピューターとは何かを理解できるので、やはり実勢にコンピューターを使った作業ができるということは重要です。子供にとっても自分で指示したとおりに動かせた感動は大きく、学びのモチベーションにつながります。知識も大事ですが、やはり体験に勝るものはありません。