プログラミングは基本的に学校の先生が教えることになっています。そのため、プログラミング教育の指導体制は、課題の一つとして挙げられています。すでに、全国各地で先生向けの研修が開かれていたり、民間による取り組みもひろがりつつあります。また、これまでの指導体制で難しい場合には、専門的な知見を持つ、外部人材の参画を含めた体制の充実に向けた議論も行われているところです。学習指導要領では、社会と連携、協働するための教育課程とされています。協働の時代に、学校教育も産業界や地域コミュニティと連携し、より豊かで多様な学びの場を構築することが求められています。教育のプロとITのプロがタッグを組み、新しい授業や部活動などを構築する学校も今後は増えてくるでしょう。また、これらに加えて、教育ICT環境整備も同時におこなわなければなりません。日本の学校教育のICT環境整備状況は、かなり遅れており、これらに関しては後進国です。教える者と環境整備は早急な課題になっています。