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プログラミング教育を通じて学びが楽しくなる

自分で何かをつくる体験は、楽しいもので、ただ、コンピューターを使っているだけでは、味わえない楽しさがあります。こどもというのは、何かを作るのが好きです。昔も自然の中でこども達は、自分たちのゲームをつくりだし、それを受け継いできました。与えられたルールの中で遊ぶよりも、楽しかったはずで、それと同じことです。自分の絵を動かしたり、オリジナルゲームをつくったり、ロボットを動かしてみたり、こども達は、夢中になってのめりこみ、大人が考えもしない発想で新しい作品をつくりだしていきます。興味をもって楽しみながら体験するのが一番ということです。そもそも、遊びと学びは一体でした。こども達は、どこででも遊び、学びます。家でも公園でも、空き地でも、こども達にとってはラボです。たくさんの実験をして、たくさんの試行錯誤をして、たくさんのことを学んでいます。こどもは絵を描くのも、本を読むのも、それが楽しいから継続して行うことができます。学ぶことと生きることは同じです。日本には、日常の中で学び楽しむという文化があり、その典型が俳句です。ところが、いつの間には、遊びと学びは分化し、学びには苦痛が伴い楽しみが消えていきました。人間の学びを本来の楽しい知的探求の活動として取り戻していく目的も、プログラミング教育に込められています。楽しいと考えることこそが、学びの原動力です。

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