プログラミング教育がスタートしますが、プログラミングを学ぶ新しい教科ができるわけではありません。算数や国語、理科や社会など各教科の単元の中にプログラミングが盛り込まれていきます。そして、教育課程全体を見渡した教科横断的なカリキュラムづくりが学校に求められており、各学校で、子供たちの様子や環境整備、指導体制の状況に応じて、プログラミングを取り入れる学年や教科などを決めることになっています。何年生のどの教科で教えるのか、何時間ぐらい教えるのかは、すべて学校の裁量に任されているので、学校選びの指針になる可能性も出てくるでしょう。事業実践では、たとえば、理科の授業で、電気の性質や働きを学ぶ際に、さまざまな電化製品にプログラムが活用されていることに気づいたり、算数の授業で、正多角形をプログラミングで描いたりもします。また、総合的な学習として、自動販売機のプログラムを作成することで、生活の中で取り入れられている情報機器の仕組みを理解したり、それらによって快適な生活を営むことができていることを理解したりします。